内装塗装でよく使用される「エコフラット」「エコフレッシュ」「サニービルド」は、どれも内壁の塗装で使われる塗料ですが、それぞれ特徴や適した施工場所が異なります。
今回は、塗装初心者の方にもわかりやすいように、塗料の特徴・使用する場所・施工時のポイント・塗料の使い分けをまとめます。
1. エコフラット|日本ペイント
室内環境に配慮した、つや消し塗料
エコフラットは、室内の壁や天井などに使用する水性塗料です。VOC(揮発性有機化合物)の含有量が少なく、臭いを抑えた設計が特徴です。製品の種類にはエコフラット60・70・100などがあります。
主な特徴
・つや消し仕上げ: 光の反射が抑えられ、落ち着いた自然な印象に仕上がります。
・低臭気: 臭いが少ないため、室内での塗装に適しています。
・作業性が良い: 製品特性として、仕上がりや隠ぺい性、補修性に配慮されています。
・室内環境への配慮: 製品によっては、防かび・抗菌・アルデヒド類吸着などの機能も備えています。
施工するときのポイント
エコフラットは、塗料を塗る前の下地処理が重要です。石膏ボードの継ぎ目やビス穴、パテで補修した部分に段差が残っていると、塗装後に凹凸が目立つことがあります。
また、つや消し塗料は光の反射によってごまかしが利きにくい部分もあるため、下地を平滑に整えることが大切です。塗装時は塗り継ぎによるムラに注意し、メーカーの仕様に沿って均一に仕上げましょう。
おすすめの使用場所: 住宅の壁や天井、マンション、オフィス、学校などの内装。
2. エコフレッシュ|エスケー化研
つやの種類を選べる、内装用塗料
エコフレッシュは、住宅やマンションなどの内装に使用する水性塗料です。低VOC・低臭性に加えて、防かび性を備えていることが特徴です。つや消しだけでなく、3分つや・半つや・つや有りなど、仕上がりに合わせてつやを選べます。
主な特徴
・つやの選択肢が豊富: 仕上げたい空間の雰囲気に合わせて選べます。
・防かび性: かびの発生を抑える性能を備えています。ただし、結露や漏水などの原因を解決するものではありません。
・低臭性: 水性塗料で、塗装中や塗装後の臭いに配慮されています。
・さまざまな下地に対応: コンクリート、モルタル、石膏ボード、各種ボード、既存塗膜などに使用できます。下地に適した下塗り材の選定が必要です。
施工するときのポイント
エコフレッシュを使用するときは、まず仕上げのつやを決めることが大切です。つや有りは光を反射しやすく、明るく見えやすい一方、下地の凹凸や塗りムラが目立つ場合があります。つや消しは落ち着いた印象になりますが、表面の汚れや擦れへの強さは製品や仕上げ条件によって異なります。
塗装前には、汚れやほこりを取り除き、パテ処理や研磨を丁寧に行います。塗装中はローラーに含ませる塗料の量を一定にし、塗り継ぎ部分が乾ききる前に均一につなげることがポイントです。
おすすめの使用場所: 住宅の内壁・天井、マンション、オフィス、各種施設など。
3. サニービルド|エスケー化研
サニービルドは、内装仕上げに使用される合成樹脂エマルションペイントです。室内用の「サニービルドIN」と、内外装用の「サニービルドEX」などがあり、用途に応じて使い分けます。
主な特徴
・隠ぺい性に優れる: 下地の色を覆いやすく、塗り重ねによって均一な仕上がりを目指せます。
・ローラーや刷毛で施工しやすい: 作業性に配慮された塗料です。
・つや消し仕上げ: 落ち着いたシックな質感に仕上げられます。
・水性で低VOC: 臭いが少なく、取り扱いやすい設計です。
施工するときのポイント
サニービルドは隠ぺい性が特徴ですが、下地処理を省略してよいという意味ではありません。パテの段差や研磨跡、下地の吸い込みムラが残っていると、仕上がりに影響します。
施工前に下地の状態を確認し、必要な補修や下塗りを行いましょう。ローラーで塗装するときは、塗料の量を一定に保ち、塗り残しや塗り継ぎムラが出ないように注意します。特に広い壁面では、光の当たり方によって仕上がりの差が見えやすいため、塗り方を統一することが重要です。
おすすめの使用場所: 住宅やマンションの内壁・天井、学校、病院、オフィスなど。INとEXでは適用範囲が異なるため、施工場所に合った製品を選びましょう。
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